

よくまあこういう比較表を作成したものでご苦労である。
理系は最近は医学部がどこも難しくて、かつては「アホ」と言われていたようなところが
全然 合格できなくなってきているそうだ。
理由は簡単で、大昔は新設医学部は金がないから、カネさえ払えば、バカでも犬でも入れていた。
が、設備もそろったので、今度は内容を上げていかないとならなくなり、
1、先ずは学費を値下げ
2、そうすると受験者激増。難関化。
3、かなりのいい生徒が入ってくる
4、大学の評価は上がる
というシナリオ。
他方、文系は いったい何をやるのかさっぱりわからない横文字が混ざった 学部が激増。
専門性があるとはいいきれない、あいまいな学部が増える。総合なんとか、という。
で、受ける側は「学部でななく、大学名」だけ見て受けるようになり、(特に文系は)
ハッキリ言ってどうでもいいような学部に「なんとかひかっかればいい」という感覚になる。
あまり言いたくないが慶応の湘南キャンパスとか早稲田の新設は 推薦AOばかりだから 基礎学力がある連中が
在籍しているとは言い難い可能性があり、やはり受けるなら・行くなら伝統学部である。
これは常識的な考え方である。基礎学力の足りない人間といくら日々、交流してもバカが増長するだけであり、
プラスにはならない。
一般入試で受けたら全員落ちるレベルの学生に 学生証を「販売」 しているだけの学部である。肝心の本人はお金で大学名を入手したことの意味をまったく理解していない。
これらの学部は「収益維持・大学勢力の維持拡大」が一義的にあるわけで、それをまず理解しないとならない。
全国の私立大学、いや国公立大学でも全体的にその傾向があり、定員>受験者 の数的アンバランスは
今後もっと拡大するであろう。 代ゼミが店を閉めるのも無理はない。
東大が推薦を始めるくらいである。