能登にいくと ひっぱり餅 なる餅がある。
なんでも 武蔵坊弁慶が 頼朝の追ってから逃れる際に
北陸を通過し、その際に
義経に言われて
この餅を ひっぱって ついた、という伝説。
しかし・・・
餅は 引っ張ることでは絶対にできない。
逆の力学である。
おかしい。
現にこのお土産、引っ張ることで生産して・・・・いるわけないだろ!
で、こういうお品書き
北陸は能登の国ひっぱりもちあり。旅ゆく人の口から口へ素朴な風味今に傳える能登の金剛のひっぱり餅は誰がひくやらきれはせぬ。名物「ひっぱり餅」は、弁慶が能登金剛巌門の不動滝の水で作り上げた保存食がその始まりとされ、よくつきあげた餅をあつあつのうちに水に浸し、これを部屋一杯に敷き詰めた琉球ゴザの上で数人の女性たちが四方八方からひっぱりあって薄く伸ばしたものです。
つまり 薄く広げるだけ。
ちゃんと つかないと できるわけない。
いいかえれば
引っ張る意味は全然ない、のではなか?