外食産業では、よく「お客様アンケート」をとっている。
弊社でもその集計結果のフィードバック作業なども多数やっている。
さて、ここで、いつも思うのだが、弊社の場合は「既に出来上がって集めたアンケートの集計」を依頼され、「その結果のアウトプットを要請される」ことが多いのだが、共通した問題がある。
1、アンケートの目的がはっきりしない
2、アンケート結果をどのように活用するかを考慮した設計になっていない。
3、集計がしにくい設計である=回答する側にとっても煩雑なアンケートになっている。
4、アウトプットしたのはいいが、その後、全然活用された形跡がない。
設計段階から関与すればこのようなことは発生しない。
だが、全ての案件に関わることができないので、完全には不可能である。
そこで、飲食店の方には本書で一つ、事前学習してから取り組みをしていただけると大変ありがたく思う。
本書では「顧客名簿」というキーワドが良く出るが、これはアンケートの活用術のひとつである。
また「売上が悪い時には値上げする」という。後半のページにある。これは著者である大久保氏の実父の言葉らしいですが、なかなか面白い内容なので、この部分は買ってみてよく読むとよいだろう。